微量PCBとは

微量PCBとは

微量PCB(低濃度PCB)の解説、含有機器の取扱い、濃度

微量PCBとは

PCB絶縁油の製造は、1972年(昭和47年)に中止されました。しかし、2002年(平成14年)7月になって、PCBを使用していないはずの電気機器の絶縁油に、微量のPCB(数mg/kg~数十mg/kg程度)が含まれていることが判明しました。 これが微量PCB(低濃度PCB)です。

2003年(平成15年)11月には、環境省から 「変圧器(トランス)などの重電機器からの微量のPCBの検出について(最終報)」 が発表されました。 再生油や製造工程などにおいて混入したと考えられていますが、原因は解明できていません。


微量PCB機器の取扱い

絶縁油に微量のPCBが混入している可能性がある電気機器等の多くは、銘板に載っている型式などでPCB含有の有無を判断することができないため、廃棄する場合は、メーカーの不含証明を取得するか、絶縁油中のPCB濃度の測定を行う必要があります。

PCB濃度が0.5mg/kgを超える場合は、PCB廃棄物 (特別管理産業廃棄物) になります。PCB特別措置法と廃棄物処理法の対象機器として、届出、保管、および処分が必要になります。また、微量PCBの廃棄物は、PCB廃棄物のうち、微量PCB汚染廃電気機器等に規定されています。

PCB濃度が0.5mg/kg以下の場合は、PCB廃棄物 (特別管理産業廃棄物) に該当しません。PCB特別措置法の対象外になり、通常の産業廃棄物として処分することができます。



微量PCBの測定方法

 
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